東京はカオスな都市だった 後編

さて、たらふく牡蠣を堪能したら、いい時間になった。東京の真骨頂はここから始まる。手始めに西新宿都庁でネオンを堪能。

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 (某都知事の気持ちになって東京を一望してみる)

 

新宿きたしせっかくだからと東口まで行ってた。歌舞伎町で品のないキャッチを受けて、「そういう文化」を心でキャッチして次の場所へ移動した。これはこれで、非日常的だったからおもしろかった。個人的には更地になっても問題ない。

 

(世界一下品なキャッチをする街)

 

タクシーで六本木へ。こちらは打って変わって落ち着いた街だ。Tokyo SIXに入った。初心者には優しいクラブだった。慣れないわたし、ぎこちないダンスをあたたかく受け入れてくれた。そうしてるうちにみんなと打ち解け、いろんな人生を聞いた。大学4年生、就職を蹴ってクラブでDJとして生きていくと決心した女。銀行勤めの10連休真っ只中でハメを外しまくってる男。乃木坂46のメイク担当という職業の女…いろんな人生が、キャリアの描き方が東京にはある。

(なんとか先輩がギロッポンのよるに〜 って歌があったね)

少し話が逸れる。質的調査系の社会学者は日本に住むアジア人やLGBTなどマイノリティの生活史の調査に必死だ。それも大切なことだと思う。しかしわたしは、マイノリティじゃない人の生活史が好きだ。たまたま電車に乗り合わせた人やたまたまクラブで出会った人の人生をじっくり聞いてみたいと思うタイプである。

 

東京はコンパクトな街なので、タクシーで移動してもそんなにお金がかからないので良い。帰り道に東京タワーの真下を通り、田舎もんらしく写真をパシャパシャ。

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 (真下から見るタワーも良い)

 

東京はやりたいことさえあれば、どんどん伸ばしていける街だ。能力や実力があればどんどん伸びて行けるチャレンジングな街であると言ってもいい。いろんなカルチャーがごちゃごちゃと混ぜ合わさって、混沌としていた。例えるならカレーとオムライス、ラーメンと寿司を一緒くたにしてしまったような街だ。まさにカオス。

 

しかし同時に、様々な要素が1点に集まるということは良いことだと思った。一極に集中してるからこそ、いろんなシナジーが生まれる。カレーうどんだって文化として根付くまでは、えぇ〜カレーとうどんは別っしょ〜。って感じで抵抗があったはずだ。そうしたトライアンドエラーを重ねて新しい発見が文化が生まれる。

 

大学で例えるなら、文系も理系も一緒のキャンパスが最も理想であるのと同じだ。いろんな人に出会い、いろんな角度から刺激を受けるのがいいんだよ。下手にキャンパスを分散させてしまっては、偏った人間集団の中でしか触れ合いがなく。たしかに居心地はいいかもしれないが刺激もない。居心地が良過ぎるとは新しい発想は生まれない。そういう一極集中という素晴らしい土壌の上に日本の首都がある。カオスはチャンスとばかりにブログタイトルとして持ってきたわけだ。